レストア 錆 修理

BCNR33 スカイライン GTR ストラットタワー修理/他

レストア 錆 修理
レストア 錆 修理

 

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新着情報〜BPコーポレーションからの納車情報&トピックス

 

BCNR33 スカイライン GTR ストラットタワー修理/他

 

[2013.2.28 ]




 

  BP FMチャッピー

まずはこちらから!

毎週土曜日の朝10時から生放送で放送されているウィークエンドライフのラジオCMでお世話になってるFM茶笛(FMチャッピー)からの情報発見マガジン3月号に…


 















 

少しだけ取材されまして載せて頂きました。担当のIさんいつもありがとうございますm(__)m


店頭に沢山置いてありますのでご来店の際は是非ご覧下さい


 

















  BCNR33 ストラット 錆

今回の話題はR33GTRのストラットタワー付近の錆の事とかからにしようっと。

ネットで検索してみると結構おなじようなトラブルに見舞われている方がいるみたいですね。

この辺りの鉄板は結構分厚いので写真のようになるのはそこそこ時間が掛かると思いますが外側から広がっているものではなく内側から発生してる錆の為、ボンネットを開けてこの付近を見た時に、


なんかブツブツ塗装が浮いてきてるなー、なんだろ?


これなんだろ?(・∀・)



な-んて思った時には中の錆の進行は結構進んでいたりします。


 














  BCNR33 ストラット 錆

写真はタワー付近のアウタパネルを剥がしての中の状態。

目に見える外側は何の錆の兆候は見られませんでした。

通常、錆には一般的な錆と接合部の錆、それと電位差による錆があると言われています。

一般的な錆は例えば小石がパネルに当たり鋼板が外気にさらされ発生したりします。

接合部の錆とはスポット溶接してあるパネルの合わせ目に水分が侵入して起きる。

電位差の錆は2種類の違う金属が接触して発生する錆の事で異なった種類の金属が触れ合うことにより錆はでます。異なる金属同士、例えばステンレスと鉄とかアルミなどですね。

なのでステンレスのタッピングを鉄板に直接打ち込んだりするのはあまりオススメできないという事です。もし固定する場合は間にプラスチックなどのカラーを挟むとか極力金属が直接触れ合わないようにする必要があります。


参考文献でもある私の愛用書に興味深い事が書いてありましたので紹介します。

車を大事にする方の中には暖かいガレージにとめた方が車が長持ちすると考えているオーナーが多いと思いますが錆に関してはそれは誤りで実際はその逆だという話。

暖かい場所から寒い場所を出入りすると周囲の湿度や温度が変化して鋼板の表面に湿気が凝縮して水滴が付着するといった意味なのだがなるほどなと思いました。

特に冬の間はボディーの構造上、袋になっている内部部分にその傾向が強く錆が発生しやすいという

 














  BCNR33 ストラット 錆
新しく仲間入りするパネル達

今回のストラットタワー付近の錆はパネル接合部の錆ではないかと思います。

同車種は何台か修理しましたがいずれも溶接箇所だった部分を中心に錆びが周囲に広がっているように見えました。

新車製造過程での溶接付近にパネルの隙間があり
尚且つシーリングの処理が甘いのか…

いずれにしても大きく錆が広がってしまった場合はパネル交換してしまうのも修理方法の1つです。

今回は錆びている部分を切断したり切り張りしたりといった作業ではなくスッキリ新しいパネルに交換する事となりました。


 














  BCNR33 ストラット 錆

作業は基本的には私がやりますが細かい部分は写真の新人黒岩君にやってもらったりします。


鈑金見習いの新人といっても彼はウチに来る前は某大手ショップで整備士として務めており全くの素人ではないです。


基本的に真面目で超正直な仕事をするので密かに期待をしてたりもします。

作業スピードはかなーりスローリーでたまにイラッときますが正確な作業ができるようになってから素早さを求めなければ中途半端な職人になりますのでこの辺りは寛大な気持ちで見守る俺がいます(笑


過去に妙に作業が速い見習いがいました。

私がやっても半日かかるなという作業を僅かな時間で終わった報告をしてくるのですが作業確認をすると、これがまたひどい。

ネジが止まってなかったりクリップがついてなかったり…


何度言っても改善しないので退職してもらいましたがこの仕事は見えない箇所をいかに仕上げるのか。といった部分が非常に大事ですので何事も適当にササッと終わらすような気持ちが強い人には向きません。
 













  BCNR33 スポット増し

さてさて、、

どうせ新しいパネルにするならって事でスポットを通常より多く打ちました。

んでパネルの繋ぎ目にはミグで溶接補強。

 




  BCNR33 スポット増し

通常の倍近く打ったので剛性はそこそこ上がったのではないかと思います。


と思いますというのは…

こういった作業の専門家ではないのでどの程度までスポットを増す事によってその目的や用途に合わせた最適なパフォーマンスを生むのかは正直わかりません。


基本、スポットとスポットの間に1発づつ打って行こうぜ!という考えですのでオーナーからの要望があればそれに沿うように作業を行っています。


私自身、過去にそういった競技車両の制作に携わる機会がありまして車体をよく観察しましたがスポット増し、ボディ補強におけるミグでの点付けなどは半端ではない数が打ってあるのを記憶しております。


そこまでの作業は一般の方が行うことはまずないと思いますが今までの経験上、ドア周りやステップなどのスポット増しを行うことによりオーナーからの反響はそこそこありましたので効果はあるんだな-と考えております。
 



  BCNR33 ストラット 錆

色が入ったエンジンルーム。オーナーの希望は当初黒でしたが…


ボディと同色のシルバーがやっぱり似合う気がしたのでオススメしてシルバーになりました(・∀・
)

 



  BCNR33 ストラット 錆

でも通常の塗装に比べますとクリア塗装の回数を増やしツルッとした分厚い表面になってたりします。

 



  BCNR33 ストラット錆

ここまで書いてきて思ったのですが…

本当はこのスカイラインの次にランタボの作業紹介をいれるつもりだったのですが今回妙に文章が長くなっちゃったんで次にしようと思いだしました…


次回というと何ヶ月も先のイメージが強いかもしれませんが近日中にUPします。m(__)m