|
|
|
|
皆さんこんにちは。
今回の話題はこちらです。
|
|
|
|
|
|
どーですか?これ!
よくこんなになっちゃうまで、放っておいたな!
って感じでしょうか。
|
|
|
|
|
実はこの32Rは恥ずかしながらマイカーでございます。
毎日のようにお客様のお車の錆修理をしてる訳なんですが自分の車はこんな状態だったりします。
何年か前から錆達がスクスクと育っている感じは知っていたのですがここまで進行してるとは。
何せ自分の車を修理してる時間がなくて、その内やろう的な甘い考えがもたらした結果がこれですよ。
BNR32(R32スカイライン)はフロア下にガソリンタンクがバンドで固定されていますので、この状態のようにフロアとバックパネルが離れてしまいますとガソリンタンク+ガソリンの重みでフロアが歪みガソリンタンクが斜めになってしまいます。
このまま更に放置しますと最悪の場合、走行中にガソリンタンクが落ちるなんて考えたくもない事態になりかねません。
しかしながら、ここまでの状態になっていても、リヤフォースメントのボルトを利用した補強バーを利用してタンクが斜めらないようにバンドをワイヤーで固定すればもう少し持つんじゃねーかな、、などと考えていましたがウチの整備の近藤さんに
『俺のカブよりボロい!』 ボローイ ボローイ ボローイ
の一言で修理する気になりました。
|
|
|
|
|
|
これが近藤整備士の通勤快速カブ。
大変面白い方なので今度ゆっくり紹介しようと思います。
フェイスブックはこちら
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
修理するといっても営業時間内に作業するのはお客さんの修理がストップしてしまうので、お正月休みを利用して一気にやる事にします。
R32のボディ部品はニスモヘリテージパーツの販売も始まり今まで製造廃止だった部品に関して再供給が検討され徐々に品数が増える事になるかとは思います…
が!フロアとかって今後作られるんですかね。
今の所バックパネルは在庫があるものの肝心なフロアは既に製造廃止になってますので解体車のカットパネルを利用します。
いろいろ探していたらヤフオクに出てましたよ!13.000円位で落札しましたね。
モノはGTRでなくGTS4の記載がありましたがフロアとバックパネルは確か同じはずだったので迷わず購入。
錆はあるものの他のパーツもばらして保管しておこう。
|
|
|
こんな状態だと廃棄物に見えるが決してゴミではない。 |
|
|
バラバラにしてみる。バックパネルは悩んだ結果、昔に買っておいた新品を使うことにしました。
理由は時間の関係。スポットカッターでの穴を溶接で塞いで痛んでる箇所の修正まで考えると3日では終わらない…
そうです。3日で修正します。
塗装は別ですが休み中を利用すれば、、、電話を取ったり見積したり、メールをしたり、接客したり、ちょっといいですか?攻撃にも合わないので朝から晩まで作業に没頭できるって訳ですな。
|
|
|
|
|
|
トランク開けて見るとこんな感じ。風通しが良くなっちゃってます。
にしても工具とか置いておかなくて良かったなぁ。道路にばら撒いているところでしたよ。
|
|
|
|
|
|
まずは錆てない溶接しやすい箇所でカット。どんどん切断していきます。
|
|
|
|
|
|
カットボディから取ったフロアを乗せたところで1日目の作業終了。
この日は12/29
もう少し作業したかったのですが夕方4時で終わりにし正月休みに家に戻ってくる娘共を迎えに首都高抜けて都内まで行きます。
|
|
|
|
|
|
首都高C2を代車ダイハツトールでクルージング!
軽も良いけど排気量が少し増えるだけで全然かったるくない。
ここGTRだと楽しいんだよなー
|
|
|
|
|
|
さてさて、年が明けましたが僕は朝から工場にこもってフロア溶接作業を進めます。
自分の車なんでスピード重視作業ではあるものの他にもいろいろやりたいなぁ…などと思いを巡らせながらも今回は最低限の修正内容で進めます。
お客さんの車両であればフロアのアンダーコートの張替えとフロア全体の塗装も間違いなく同時作業として勧めますが今度やろう。
|
|
|
|
|
|
カットした残骸と比べますとこんな感じ。
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
画像中央のブラケットですがGTRではこの位置。
GTS4はその右側にありましたね。GTRとの違いはそこだけで基本的に同じフロアだと思われます。
|
|
|
|
|
|
|
|
ブラケットのスポット溶接。
ちなみにスポットカッターで開けた時の穴はそのまま。
ここから防錆剤を浸透させる為である…などと言いますと聞こえが良いですが塞いでも防錆処理をしっかりやれば大丈夫です。お客さんのだったら塞ぎますが自分のはこれでOK。
|
|
|
|
|
|
在庫であったバックパネル。
写真でもわかると思いますが裏側であっても超厚塗りのテロテロに仕上げます。
日頃は新車ぽい仕上がりを目指して作業を進める事が多いのですが自分好みは実はこっち(笑
|
|
|
|
|
|
最近、右ひじがテニス肘になっちゃて溶接機を抱える向きによっては非常に痛むのだが、この際だからスポットも沢山打ってみる。
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
溶接箇所にサフェーサー、内側のシーリング、フロア裏側のアンダーコートなどを施工しこれで鈑金工程が終了。
集中できる環境ですと作業が本当に早いです。今回の作業内容ですと通常ですと2週間ほどの預かりでしょうか…
鈑金屋さんがもう一人ほしいなぁ…このサイトをみて働きたい若い鈑金屋さんがいれば面倒見ますよ。
あとWEBデザイナーも募集してます。デザイン製作や文字入力と校正、画像処理関係が主な作業。Wordpressの知識が少しあれば最高です!
そして塗終了!
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
多くのBNR32を修理してきましたが、今回の損傷は珍しいですねぇ。何故こういった状態になってしまったのでしょうか?
おまえが放っておいたからだろう?と言われそうですが確かに錆を広範囲にしてしまったのは時間が経過したからなのですが、根っことなる原因は過去の修理の方法と処理にあるようです。
この車体は最初に購入したGTRを峠で横転させた後、とあるショップのデモカーでエンジンは壊れていて使えなったもののボディだけを譲ってもらったもの。
気が付いてはいたのですがバックパネルを修理した痕があったんですね、、それも一度いくつかのスポットを剥して修正後にミグ溶接をしてありました。ミグ溶接が悪い訳では決してないのですが溶接後の処理が不十分だったのが一番の原因のようです。
いずれにしましても錆は早期発見と早期処理が一番大事という事で!
もし同じような大変な事になっちゃってるBNR32のオーナーさんがいたらお気軽に……お気軽に??お気軽にはないですよね、深刻な悩みになっている方もいらっしゃるとは思いますので
真剣にお電話かメールをください。僕も真剣に相談に乗らせて頂きます。
続いてこちらの話題。
|
|
|
|
|
|
BNR32(R32GTR)のフロントバンパーセンターインナーレインフォースの重量はニスモダクト用の穴開き状態で尚且つインタークーラーの固定用ブラケットが付いた状態ですと… |
|
|
|
|
|
約6.3キロほど!
それがウチの軽量フォースメントですと…
|
|
|
|
|
|
これ!約2.7キロほどになります。
その差は何と、3.6キロの減量になっております。
|
|
|
|
|
|
初期ロットは全て完売しました!ありがとうございます!
現在、ご予約受付中でございます。
興味のある方はお問い合わせください。
|
|
← → |