|
もう必要ないサンルーフはただの巨大な穴なのだ。
今日の加工の話はこちらから。
セリカST205のサンルーフを取り除きノーマルルーフに交換しようといった内容になります。
このサンルーフってルーフの中側にモーターやら枠組みやらがあったりして結構重量があったりします。
車を購入する時には…
『やっぱしサンルーフ付きだろー』
とか…
『彼女と2人シートを倒して夜空を見上げて星空を見るんだよ〜』
なんつって考えてたりするもんですが時は流れて彼女が奥さんとなりそんな昔のロマンスがこれっぽっちもなくなってしまった時に…
『なんで俺こんなのに拘ったのかなー』
『この前久々に動かしたら中途半端で止まっちゃって動かなくなったし。』
重いだけじゃねーか。
『そうさ、そうだよ、サンルーフなんてもう俺には必要ないんだよ。』
『最近薄くなりつつある頭にかえって直射日光はまずいだろ』
ああ、ノーマルルーフ、ノーマルルーフにしたいよう。
となる訳ですな。( ̄▽ ̄)
※えー今回のオーナー様の作業理由はただベンチレーター仕様にしたいからです。 |
|
|
|
寸法を測りカットしていく
しかーし悲しいことにST205のノーマルルーフは生産が既に打ち切られておりました!
前に作業実例でS13シルビアのサンルーフ仕様をノーマルルーフにするのに解体車を利用して作業を行いましたが今回は予算の関係もありましてサンルーフの穴を鉄板で埋める事にしました。
ただ埋めるだけではなく埋めた後にベンチレーターを装着するのでルーフの補強がポイントになってきます。
|
|
|
|
カットした鉄板をのっけてみると…
ルーフ自体がかなり丸みがあるのがわかります
これを溶接して慣らしていきますと… |
|
|
|
こうなります。
溶接する面積がかなり大きいので一言で言えば仕上げに時間が掛かる作業なのですが、その反面やりがいのある作業でもあります。
こういった作業はぶつかって凹んでいる部分を修理するのとはまた少し違った手法で、ある程度のスムージングの経験と絞りの作業ができなければ厳しいだろうと思います。
溶接する鉄板の大きさをどうするのかが最初の作業ポイントなのですがルーフ全体の丸みに合わせながら慣らしたやや大きめの鉄板を使っていきます。
|
|
|
|
溶接後は鉄板に熱を加え当板とハンマーで慣らしながら鉄板を収縮させていく…これを絞りといいます。
何かの装置で鉄板の伸び等を測れればよいのですが機械での計測はできないのでこれまでの経験やカン、知識により作業は進みます。
|
|
|
|
このST205のノーマルルーフにはセンターに補強板があるのですがこの車両は元々サンルーフ装着車の為この補強板はありません。
仮にあったとしても今回ベンチレーターを取り付けますので結局は邪魔になり半分は取り除く事になるのですが、この板があるのと無いのではルーフの張りが全く違ってきます。
鉄板の絞り(収縮作業)ではこの張りをセンターに補強板がなくても柔らかくならないように調整しながら絞っていきます。なのでおそらく純正ノーマルのルーフよりこのルーフのほうが張っているはずです。
|
|
|
|
穴を開けてウェザストリップを装着!
取説や型紙がある訳ではないので現物合わせで進めて行きます。
|
|
|
|
んで、このフタを被せます。
|
|
|
|
ヤフオクで買ったノーマルのヘッドライニングにも穴を開けてカバーをつけます。 |
|
|
|
そうして完成!
ここをこうして開けるとフレッシュなエアーが車内に入ってくる訳ですね。
|
|
|
|
|
|
|
|
うまい具合にバイザーの中央部分にフィットしてます。
フタを持ち上げる取手の部分は少し力が加わりますので専用のブラケットを延長して強度を出すように加工をしました。
|
|
|
|
インプレッサ用のベンチレーターでしたがうまく流用加工する事が出来ました。
セリカのみならず他の車種にも取り付け出来そうな感じがします。
夏場にエアコンをつけないで走りに徹するドライバーにはオススメなんでしょうね。
窓を開けて入ってくる風と違いダイレクトに頭上に風が当たりますのでこの時期、花粉症の方はヤバイです(笑
ネット検索しますと、このベンチレーターの取付は結構やっている人がいるんですねぇ…
今回はサンルーフを溶接で埋める所から作業しましたので紹介してみました。
気になる方はお問い合わせくださいませ。
|
|
|
|
若者よ。GX71って知ってるか?
さてさてランタボの作業紹介のコーナーです。
注文してましたGX71用のリップがやっと到着しました。
今回はこいつをランタボ用にチェンジさせてみたいと思います。
|
|
|
|
GX71って結構角張ってるしすんなり装着出来たりして(・∀・)
なーんて思ってましたが全然違かった!
角々してるボディはランタボの方が遥かに上を行ってましたね…
|
|
|
|
加工はこの緩やかなRをストレートにして長くなった分を詰める、みたいな感じですね。
このランタボも実際にはバンパーのセンターは多少高くなり多少のRはありますのでこれに合わせて加工していきます。 |
|
|
|
もちろん空力にも多少影響あるはずだ。
ヽ(´o`;んで、できたのがこれ。
自分でいうのも何ですがこれはカッコイイ。
オーナーはシャコタンにはしない主義の方ですが低く見えた方が良いとの気持ちは持ってる方ですのでリップスポイラーはある意味バッチリアイテムですね。 |
|
|
|
今回はストレートにしましたが、逆に丸くする事も出来ますし下に更に伸ばすこともできます。
素材はFRPですのでこの辺りは結構自由に加工できるのがFRPの良いところ。
今回のような感じで比較的近い形でベースのFRP製品があれば作り変える事が出来たりします。何かビビッと気になった方ご連絡お待ちしてます。 |
|
|
|
リヤのトランクとの開口部も作業が進みました!
ロールバーにバーリング加工したプレートの溶接の様子。 |
|
|
|
結構剛性は高くなったのではないだろうか!
こちらも走らせてみての感じが早く知りたい所です。
|
|
|
|
カラーはレクサスのプレミアムシルバー
実は以前にコアサポートの交換を行っているみたいなのだが溶接がほとんど剥がれていて今にも取れてしまいそうな状態でした。
そういった部分も今回全て仕上げて塗装していきます。
どうにかこうにか作業の山場を超えつつあるランタボなんですがもしかしたらボディに合わせてエアロサイドステップを作るかもしれません。
ここに来てランタボの作業紹介は結構やったつもりなのですがランタボについての問合せは何と!ゼロです(・∀・)
なーんもなし。
何の反響もない作業紹介ですがオーナーとオイラのハートは熱く燃えてますのでこれからも作業は続きます。
密かに見てくれてる方がいるようでしたらお楽しみに!!
|
|
← → |